基本的なところで今更だけど、認定こども園への移行について
わかりやすく教えてほしい
このようなお話をいただくことが、当会でもよくあります。
この記事では、認定こども園に移行するには? 認定こども園のメリット・デメリットを聞いてみようPart 2と題して、Q&A方式で認定こども園への移行についてわかりやすく解説をします。
【質問者(Q)】
認定こども園に関してQ&A方式でお話を伺ってみたいと思います。
【回答者(A)】
全国認定こども園連絡協議会 事務局長の上田と申します。正確な情報については各省庁・関係部署が出している通知等を確認された方が良いと思いますが、これからのご質問については一般的なことを簡単にお伝えさせて頂きます。
- そもそも、認定こども園ってなんですか?わかりやすく教えてください。
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幼児教育と保育の良さを一体的に行う施設のことです。つまり、幼稚園と保育園の両方の良さを併せ持つ施設といえるでしょう。
- 認定こども園に移行するメリットってありますか?
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経営が安定する可能性が高くなると言われていますが、施設の類型(幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型)によって異なります。
- 幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型と色々あるけど、どれに移行した方がよいのかわかりません。
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「認定こども園」と呼ばれるものは全部で4種類の類型があります。
- 地方裁量型
地域に根付いた施設で、認定こども園として必要な機能を果たしている施設です。経営・保育の自由度が比較的高い一方、課税対象となる場合があります。 - 保育所型
認可保育所が「保育が必要でない子ども」も受け入れられる施設です。つまり、認可保育所に幼稚園的な機能を持たせている施設となります。就労していない保護者も継続して園を利用できる施設というメリットがあります。 - 幼稚園型
認可幼稚園が「保育を必要とする子ども」も受け入れられる施設です。つまり、認可幼稚園に保育所的な機能を持たせている施設となります。0歳から子どもを預かることができる施設となり、卒園まで継続した教育・保育ができるメリットがあります。 - 幼保連携型
幼稚園的機能と保育所的機能の両方の機能を併せ持つ施設です。つまり、教育施設でもあり、福祉施設でもあります。
- 地方裁量型
- 認定こども園に移行するときはどうすればいいの?どこに相談するの?
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まずは各地方自治体に相談して頂き、認定権者である各都道府県への相談となります。これは、各地方自治体の実情や保護者のニーズに基づくになりますので、お困りでしたら当協議会にご相談ください。